Kimlahimvic’s Diary

Rock, Book, Beer, and Soccer などのとりとめのない話

フジロックの黒歴史!? 思い出のフジロック2004を振り返る①

先週末、中止になったフジロック2020の代わりにyoutubeで過去のフジロック
名場面を振り返る生配信があった。
 
私は2004年から2017年まで毎年行っていたので、
自分が生で見たライブもいくつもあり、
ビールを飲みながらノスタルジーに浸りつつ、盛り上がってました。
 
しかし途中でふと思ったのですが・・・
 
 
 
2004年のライブ映像が少なくない???
 
 
 
3日間すべて見ていたわけではないので確かなことは言えないのですが、
2004年のトリであるケミカル・ブラザーズルー・リードなどの演奏や、
フランツやホワイト・ストライプスなど話題だったライブもなかったような・・・。
 
 
2004年はフジロックの長い歴史の中で唯一、3日間の通し券のみ販売だった年で、
その結果、観客数は大幅に少なく、興行的に大失敗となった。
 
故に2004年のフジロックについて覚えている人も相対的に少なく、
語る人も少ないように思う。
 
そこへ来て先週の配信での2004年の少なさ・・・これって、まさか・・・
 
 
 
2004年のフジロックは、フジロック史の中で黒歴史のようになってない???
 
 
 
やはり、3日目のトリのアレがあったからか・・・!?
 
 
 
でも2004年のフジロックは私が初めて参加したフジロックでとても思い出深いし、
ラインナップも2005年に比べると確かに地味だけど、
いいライブがたくさんあったと思う。
 
 
そこで、フジロック公式が隠すなら、私が語ろう、2004年のフジロックの思い出を!
(※隠してないと思います・・・)
 
 
 
 
出発〜DAY1
 
初めてフジロックに行ったのは2004年。
大学の友達が居酒屋のバイト仲間達と車を借りて皆で行くから
一緒に行かないかと誘ってくれ、
私は一にも二にもなく誘いに乗った。
 
それまでもWOWOWで毎年フジロックのダイジェストを3DAYSで放送していて、
それを実家で録画してもらって繰り返し見たりはしていたが、
行った事はなかった。
 
テントも車も持っていないし、何よりお金がかかりそうなので、
貧乏学生の私は参加しようとは思わなかった。
 
しかし今年は友達のバイトの先輩が大きいテントも持っているし、
レンタカーも運転してくれるという。
 
ちょうど就活も内定が出たところで、
第一希望の業界ではなかったが、
(この年の翌年ぐらいまでが就職氷河期だった・・・)
もう辛い就活は終わりにしてフジロックに行こう!と決めた。
 
私は録画で見たフジロックの知見を活かし、
100均のビニールカッパ、
汗をかいていいように1枚数百円のサッカーシャツ数枚、
日よけに古着の帽子、
ドラッグストアで一番安い日焼け止めクリームなどを購入し、
見る予定のバンドの楽曲を徹底的に予習しながら当日を迎えた。
 
 
 
当日の朝、6:30に待ち合わせ場所の下北沢駅南口のファーストキッチン
(club cueの上)前に集合すると、誰も来ていなかった。
 
しばらく一人で待っていると、大学の友達、
そしてそのバイトの同僚たちが15分遅れぐらいで悠然と集まりだした。
 
男性は私と大学の友達、そしてバイトの先輩2人は25、26歳だったと思うが、
フリーターで下北沢の居酒屋でバイトをしながらバンドもやっているらしい。
 
2人とも人当たりが良い人達ちょっと安心した。
 
女子も4人いて、全員が居酒屋のバイトだったかは覚えてないが、
3人が大学生で、1人は保育士として働いているきれいな人だった。
 
日焼けした肌にサーファーっぽいファッションで、
ベン・ハーパー、ドノバン、ジャック・ジョンソンを楽しみにしているという。
 
全然聞いた事の無いジャンルの人達で驚いた。
こういう集まりがないと接点のないタイプの人なんだろうなあと思った。
 
しばらく皆でダラダラと話などをして、
ようやくレンタカー屋に向かい、借りた車に荷物を積み込み、
出発の準備ができるまで1時間ほどかかったが、
皆慌てる風もなく、妙にダラダラしている。
 
動作がゆっくりで、急いでいる気配がない。
 
後になってわかってきたが、皆本当にいい人たちなのだが、
急いだりてきぱき仕事をすることが苦手で、
万事においてのんびりしていた。
 
 
 
万事そのような感じであったので、
会場に着いてテントを立て終わったのが14時過ぎになってしまった。
 
しかもテントサイトのこれ以上の上はないというくらい頂上付近。
 
最初にも書いたが、この年、2004年はフジロックの歴史上唯一の
3日間通し券のみしか販売されなかった年で、
後から振り返ってみると来場者がすごく少なかった。
 
 
そんな年なのに頂上付近…
 
 
とは言えついに来た初めての苗場。
 
テントサイトから見下ろすグリーンステージの様子や、
その後ろにそびえる三国峠の木々を眺めているだけでテンションが上がってきた。
 
8人は各自行動ということになり、
私は事前に予習&計画していたコースで回るため、
会場を降りた後は一人でレッドマーキーへと向かった。
 
さあ、フジロックの始まりである。