今思うと2000年代が私の青春だった
2000年代。ゼロ年代。2001年~2010年のディケイド。
私は2001年の4月に大学に入り、青森から東京に上京した。
2005年に大学を卒業して、会社に就職。
その会社には2011年までいたので、ゼロ年代は前半が大学生活、
後半は最初に入った会社での生活ということになる。
その10年間、ずっと東京で生活していた。
もう覚えていない、東京じゅうのコートや公園でフットサルをした。
飽きもせず通い続けた。
神楽坂の路地の店や、新宿のチェーンの居酒屋や、
竹橋パレスサイドビルの地下飲食街や、神保町、九段下など、どこかで毎週飲んでいた。
下北沢club queや、新旧のリキッドルーム、新宿redcloth、
幕張メッセでいくつものライブを観た。
竹橋、三田と変わってきた。
2010年代に入ってすぐに今の会社に転職し、結婚して家族が出来、
小さな家も購入して落ち着いた生活になった。
貯金も多少できた。
しかし、2000年代はその全体を通して、収支はマイナスだったと思う。
そもそも大学卒業前後は日本全体が不景気だったし、
最初の会社も薄給で貯金もほとんどなかった。
しかし楽しいことはたくさんあった。
金はないけど今と違って時間はあったし、好きな事を好きな時にできた。
周りの友達も皆若かった。
つまり、2000年代が私の青春時代だったのだ。
自分や将来に対する苦悩も多く、経済的には生活がきつかったが、
気楽で楽しかったこの時代に見聞きしたもの、
考えた事を思い出せる限り記しておこう、と急に思い立ち、
散文的に書いていくことにした。
私の2000年代の思い出を通して、
2000年代にあったことや、時代の空気、
20年経ってないのにもうだいぶ変わってしまった東京の記憶が
読んだ人に何かしらのきっかけになればよいと思います。